高血圧を放っておくと危険

　高血圧とは、血圧が高すぎる状態のことをいいます。高血圧を放っておくと、脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化による様々な病気の原因となります。

　また、高血圧は糖尿病などの合併症を起こしやすいといわれます。それは、高血圧と糖尿病の危険因子（肥満、運動不足、喫煙など）が同じだからです。

■肥満

　肥満になると、体の体積が大きくなるので、体のエネルギーの消費量が増えます。そのため、心臓から送り出す血液の量が増え高血圧の原因になります。

■運動不足

　運動不足になると、血管に強い圧力をかけないと血液がスムーズに流れないので、血管に高い圧力がかかりますね。これが、運動不足による高血圧の原因です。

■喫煙

　喫煙するとニコチンが体内に入りますね、すると副腎を刺激して血圧を上げるホルモンを分泌させたり、交感神経を興奮させ血管を収縮させます。更に長期的にみると動脈硬化も進行させてしまいます。

＊動脈硬化とは、高血圧が長く続くことで、血管に圧力がかかり続け、そのために、血管には弾力がなくなってしまった状態。