夜尿症(おねしょ)は未熟型、膀胱型と多尿型の三つタイプがあります。
1.未熟型夜尿症
未熟型夜尿症は排尿機能が未熟なための夜尿です。
夜間睡眠時尿量や膀胱容量も問題がないのにおねしょが続く場合は、膀胱や腎臓の機能が未熟であるということが考えられます。
そして、夜尿症(おねしょ)には心理的なこともやはり関わっているようです。
2.膀胱型夜尿症
体重1kgあたり7ml以下、つまり体重が20kg場合140ml以下だと場合膀胱型夜尿症であるといえます。
尿をぎりぎりまで我慢し、どのくらいの量が溜められるかを量って判断します。容量が少ないとおねしょをしやすくなります。膀胱が小さかったり、大きさは普通でも緊張していてあまりふくらまなければ容量は少なくなります。
3.多尿型夜尿症
多尿型夜尿症は尿量が多いためにおこる夜尿です。
多尿なのかどうかは尿の量を量ることによってわかります。昼間は尿量が正常でも、夜間睡眠時に多くなるという人もいます。もちろん夕方以降に水分をとりすぎると夜間睡眠時に多尿になります。
ただ、水分を控えてもやっぱりおねしょをしてしまうということはありますね。その場合、パソプレッシンというホルモンの分泌に問題があることも。
パソプレッシンは昼間はあまり分泌されず、夜になると盛んに分泌され、尿の量を減らす働きをします。小さな子供ではあまり分泌されないのでしきりにおねしょをしますが、4〜5歳ころから良く分泌されるようになりおねしょも減ってきます。 |