GスポットマッサージでもイケませんQ「Gスポットマッサージをしても、どうしてもイケません。Gスポットでイクことを体感したいのですが、よい方法はありませんか？」 Gスポットは開発により気持ちよさが増してくる？  ようこそ。オーガズムカウンセリングへ。  担当は、口ケンカからセックスレスまで、男女間コミュニケーショントラブルを解消する、ラブヘルスカウンセラー・小室友里です。どうぞよろしくおねがいします。一度は体験してみたいオーガズム。そのために開発不可欠なのがGスポット。ここが開発されていればいるほど、セックスでの快感値も上がっていきます。僭越ながら自分の話をしますと、初体験を済ませた10代の頃のセックスより、今のセックスの方が断然気持ちいいです。挿入した時から男性器を取り囲むようにピリピリと電気が走る感覚がありますし、挿入までに大した愛撫をしていなくても、パートナーの男性器や腰の動きに集中すれば中でイケるようになっています。どれもGスポットが開発されていればこその反応だと思っています。小室友里流、Gスポット開発法  では、どうやってGスポットを開発してきたのか。  一つは男性の協力。私の場合は20代そこそこからAV男優さんとセックスすることがあったので、Gスポットのおおよその位置がわかっていました。Gスポットを押されると潮吹きすることも。二つ目はひとりエッチへのハードルの低さです。ローターでの外イキは年齢早々に経験していましたし（これもAV出演の影響ですね）、自ら膣内に指を入れて快感を得ることも怖くはなかったです。こうして改めて振り返ってみると、私の場合はGスポットマッサージへの抵抗感が薄まる体験を、年齢早々にしてきたのだなと思います。ではこれを、あなたが体験するためにどう実生活に落とし込むか、考えていきましょう。パートナーにGスポットマッサージをしてもらう前に…AV男優さんの協力は、そのままセックスパートナーの協力と置き換えることができます。とはいえ、あなたのセックスパートナーがGスポットマッサージを行って、Gスポット開発に直結するかというと疑問です。なぜなら、彼もGスポットがわかっていない可能性が高いから。そして『Gスポット＝潮吹きするもの』との認識を植え付けられている可能性も然りです。ですので、セックスパートナーの協力を得る際は、あなた自身がGスポットエリアを把握しておくこと、Gスポットマッサージでどんな感覚になるのかを知っておくことが大切です。Gスポットマッサージでの体感を得るためには、ひとりエッチでのGスポットマッサージがいちばんの近道です。Gスポットは膣口から3〜5センチ入った膣前壁に存在しています。クリトリスのようなピンポイントではなくエリア（範囲）になっているため、はじめは難しく感じるかもしれません。Gスポットの見つけ方、触り方に関しては「ちょっとHな恋愛コラム・男と女のカラダ徹底解剖」にも詳しく載っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。開発のためのひとりエッチを心から楽しむ  そしてさらなるアドバイスをするなら、ひとりエッチしている自分を楽しみ、決して卑下しないことです。「なんで私、一人でこんなことしてるんだろう…」自分を情けなく思ったり、淋しい女だと思ったその瞬間から、Gスポットマッサージで体感できる気持ち良さは半減します。これは「処女卒業したて…まだイクことができません」でお話ししたように、オーガズムが心のオープンマインドに直結していることにつながっています。開発のためにと、Gスポットマッサージを施しても、その時間や感覚をあなた自身が楽しめなければ、Gスポットマッサージでのオーガズムに到達することは難しいでしょう。自分を卑下すればするほど、柔らかくなるはずの膣内はそれを拒否するように固くなります。ひとりエッチを楽しめる気持ち、時間は、いわば自分へのご褒美です。自分で自分を愛することが、どれだけの赦し（ゆるし）になるか。これこそセックスの自己肯定、マインドフルネスといっても過言ではありません。パートナーに正しい情報を伝える  ご自身でGスポットマッサージの感覚を掴んだら、次はセックスパートナーである彼に、Gスポットの場所、マッサージの力加減や指の当て方などを伝えます。  男性がわからないのはまさにコレ。モザイクの向こう側で行われていることを想像するだけの知識と理解しかないので、女性の体感にリアリティが持てないのです。激しく指を動かしたりしてしまうのもこのような理由からなのです。セックスパートナーには可能な限り具体的な指示を。あなた自身には、心の赦し（ゆるし）と解放を。それらを与えてあげることが、Gスポットマッサージオーガズムへの第一歩です。