セックスレス、女性側がしたくない場合私の相談所への問い合わせ件数が多いセックスレスタイプより、順を追って説明していきます。今回は、第8回目です。 ◆◇タイプ8「女性側がしたくない場合」 女性側の拒否が続いてセックスレスになる場合もあります。私が運営する恋人・夫婦仲相談所に寄せられる文章を紹介してみます。 1:夫に対して性欲が全く湧きません。 結婚して3年ですが、まったくそんな気分になりません。友達、家族としてはいいのですが、彼のことを男性として見られないのです。 2:夫に求められて応じてはいるのですが痛くて痛くて、はやく終わって欲しいです。子どもは1人いるのでセックスなんかなくてもいいのでは。 3:主人が近寄ってくると、逃げてしまいます。セックスなんて気持ちいいことなんかないのに。お布団は汚れるし、不潔。できればしたくありません。 4:子どもが産まれてから急にエッチしたくなくなりました。お産のことを思い出すといやなんです。子どものことで頭がいっぱい。 女性のセックス拒否の理由ほかにも、様々な女性のセックス拒否の理由がワサワサ寄せられます。 ケース1は、男性側からも同じ意見が届きますので、マンネリ化を防ぐ方法を2人で考える以外に手はないです。結婚した人たち全員が通る道です。 ケース2は、だんな様側にも問題ありです。妻が痛がっているのがわからない。愛撫やキスなどで充分妻をその気にさせることができない男性は、女性の方からセックスお断りの張り紙を貼られてしまいます。 女性からできることは、「ここをこうすればもっと気持ちいい」と自分の身体の状況を伝えることです。 性の開放感伝え方の工夫はのちほど伝授します。 ケース3はこれまでのセックス体験が上質でなかった女性に起こりがちです。 結婚前の彼氏達も、現在のだんな様もいまひとつエッチがうまくなかった。よって自分の性感帯がわからないまま、性の開放感を知らないまま子どもを生んでしまった。もちろんマスターベーションの経験もないか、非常に少ない。 こういった女性の方からエッチがつまらない、したくないという場合は、過去の性感開発履歴が原因になり得ます。思いやりのある、愛溢れる高感度セックスを何度も経験して年を重ねた女性は「したくない」というセリフは口に出しません。 彼やだんな様がイマイチテクニックの場合は、まず自分で感じる部分の自己開発をすべしです。「ひとりエッチは恥ずかしい」などきれいごとを言っている場合ではありません。 マスターベーションはやりつくしましょう私の著書「私たちのセックス白書」(小学館)の調査結果によると未婚女性でのマスターベーション頻度は、月数回が40.6%。週に1、2回は27.8%でした。積極的でいい結果です。マスターベーションで、気持ちいい気分になる経験を何度もするとセックスに対するブレーキがだんだんはずれてゆきます。 自分がどうすると感じてくるか、濡れるのか、オーガズムを得ることができるのか、探求せねばならないことは無数にあります。 まず「オノレの性を知る」ためにマスターベーションはやりつくしましょう。それをせずして「夫のセックスは苦手、気持ちよくない」などとのたまっていては失礼です。 ケース4はお産のあと見受けられるケースです。実は若い頃性感度が開発されている女性は、お産後一時的に性欲が減退しても、1年以上経つと性欲が泉のようにコンコンと湧き出てきて夫泣かせの妻に変貌します。 子どもを産んでからの方が断然、セックスが気持ちいいという女性の方が圧倒的多数です。逆に開発されてないと、お産後10年間セックスレス、子どもは10歳になりました、というような悲劇を生みます。 |