ここでは早漏とEDの関係について説明したいと思います。
まず早漏についてですが、残念ながら現在のところ、これという明確な定義は存在しません。
例えば、早漏とは膣内挿入後10〜120秒以内に射精してしまうことというように、時間を単位として基準とする定義もあれば、性交の際のピストン運動が数回以内に射精してしまうことというように、性交時の運動回数を基準とする定義もあります。
また、時間や回数が重要な問題ではなく、射精のコントロールがうまく出来ない状態が早漏であるとの定義もあります。
そして定義が様々なように原因も複数あると考えられています。
例えば、男性がパートナーとの性交渉時に起こす過度の興奮や、何らかの心因性によるもの、神経バランスの乱れ、射精をコントロールする射精閉鎖筋の衰え (例:加齢によるものなど)、その他の疾病などです。またそれらが複数、混合して早漏となっている場合もあります。
原因は様々ですが、性交渉において早漏は男性にとって非常にナーバスな問題です。そしてナーバスな問題であるが故に、ED(機能性勃起障害)に発展あるいは症状としてその2つが表面化しているケースがあります。
しかしED同様早漏につきましても、治療するにあたって現在誰にでも効果があるという解決方法はありません。 |